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竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)

竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)

もう15年以上前に読んで衝撃を受けました。
二十歳くらいでした。
非常に迷いや頼りなさを抱き鬱屈とした日々を送っていました。
夢を抱き、希望に燃え、何でもできると思って東京に出て行き
役者を目指してた時です。
現実にぶち当たり、無力な自分を知り、迷いばかりのとき
この本に出会いました。
なんといっても司馬遼太郎さんの竜馬です。
日本人の竜馬像を決定づけた作品です。
とてつもなく魅力的な竜馬でした。
前向きで、明るく、茶目っ気があり
なんともいえない可愛げがある竜馬。
尊攘派の枠に入れられながらも、幕臣勝海舟に弟子入りしたり
松平容保に可愛がられたりと、物事の本質を見抜き
自分のものさしを持とうとする竜馬にすっかりファンになりました。

確か司馬さんのあとがきで、こんな事を書いていたとおもいましたが
「彼は自分が船で世界を周る夢を実現するために、その片手間に薩長同盟を締結させ
幕府を倒したという節がある。」と
自分が自由に行動するために、制度が邪魔。
だから変えちゃおう。というような徹底して本質に切り込む姿が
とにかくカッコイイ


男たるものかくあるべし



昨年大河ドラマで話題になった竜馬ですが
いろんな竜馬像が画かれました。
福山さんの竜馬、後半はなかなか良かったなと思いました。
しかし、いかんせん周りの役者に持ってかれた感が否めなかったのは
私だけでしょうか?
本以外の竜馬像でスキなのは「幕末純情伝」での渡辺ケンさんの演じた竜馬が良かった。
政権を返上した将軍慶喜に対し「よくぞ決断した!」とおお泣きするシーンは見事でした。
司馬さんの「竜馬がゆく」にも出てくる泣くシーン
竜馬のバランス感覚というか、既成概念にとらわれないモノの見方がよく表れたシーンだと思います。
本当に私の憧れの男です
竜馬を語ると朝まで語ってしまうので
今日はこの辺で

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