「お弁当の思い出」

昨日丁度、娘に「お弁当派?給食派?」というインタビューを受けました。
何のためのインタビューだか良くわからなかったけれど
私は迷わず給食派と答えました。
昔から冷たいお弁当がちょっと苦手でした。
そして、冷たいはずのプチトマトなどがレンジでチンされて温まってるのも苦手です。
給食の方が、いくらか温かいモノは温かく、冷たいモノは冷たく食べられるので給食派にしました



という前置きはさておき、お弁当の思い出…
以前、私が昔演劇を志していたことを書きましたが、劇団に在籍しているときに
旅公演がありました。 新人の頃、旅公演での役割がお弁当係でした。
たいていの場合、朝8時頃からその日の公演の仕込み(舞台設営や照明セッティングなど)
をし、途中10時頃に休憩をとり、そのときにお昼の注文を旅のメンバー全員から取り、
午後1時頃からの公演の前に食べられるように段取りします。
このとき一番気を使うのが時間です。
ちょっとでも遅れたら役者は食べられなくなるのです。
神経質な役者さんなら、本番何分前までに食べ終わってないとダメな方もいます。
かといって店屋物のとき、麺を頼んだりしたときはあんまり早くてもいけないですし、
時間指定するのが若かった私にはとっても大変でした。
そして、最悪だったのは沖縄でした。
いや、私は沖縄大好きですし、沖縄批判をするつもりは全くありませんのでご了承ください。
沖縄タイムというものが存在するのをご存知ですか?
私は知りませんでした。
沖縄の方はおおらかで約束の時間に遅れる習慣があるのです。
先輩に、しつこいくらい「沖縄タイム」があるから気をつけろ!
と言われていたのですが、やっぱりあんまり冷たいものを食べさせたくもないですから
(沖縄の弁当屋さんは揚げ物が多かった)いつもどおりの時間で、
必ず時間通り!!と念を押して注文しました。
やってしまいました
時間になっても一向に姿を現さないお弁当屋さん。
公演の時間は見る見る迫ってきて、ずうっと謝っていましたが、
本番前の役者は緊張感がみなぎっているので、まともに目を見られませんでした。
結局本番前には間に合わず、本番中に「すいませーん」と大声出されるわで
もう私は生きた心地がしませんでした。
最終的には役者には公演後食べてもらったかと思います。
そのときには役者の先輩達の緊張感も解け、笑って済ましてくれました。
皆さん沖縄には独特の時間が流れている事を理解しましょう。
ってお弁当の話でしたっけ?(笑)